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よるいきるを生きる

パートナーとして、クルーとして

私が人生ではたす一番大事な仕事はアンペイドワークです。夫のパートナーとして家庭という船のクルーであることです。

人生の仕事を見つけた瞬間

17歳のときに今のパートナーにであって、割と早い段階で

「この人です」

という確信が持てました。18歳になったらポロポーズして、お互い食い扶持を稼げるようになったら結婚してください、と言いました。同意してもらえたので、そこからはもう、パートナーになるために勉強して学校に行って資格を取って就職しました。

 

10代の終わり頃に、あまり迷ったりうろうろせずに目標に向かって生きていることができたのは幸運です。感謝しています。私の人生はこの人のために使おう、と思ったのでした。

 

働けなくなったとき

とはいっても、パートナーと出会ったときすでに統合失調症不眠症不登校でしたから、出席日数が足らなかったり、医者から受験を止められたり、という状況。

そのため、結構なアラワザを駆使して学校に行ったものです。

 

それでも大学にもいって大学院にいって資格とって就職したんですが、そこで限界。

 

結婚と同時に妊娠、そのとたんに、会社員という仕事ができなくなりました。

 

パートナーに救われた

お互い食い扶持が稼げたら結婚しよう、が前提だったのに、自分だけ仕事ができなくなったので落ち込みました。

が、パートナーはその時、

  • 毎月限られた資金で生活をやりくりすること、それがあなたの仕事。
  • やりくりした結果余剰が生まれたらそれがあなたの収入。

出産の後は一貫して、

  • 自分に代わって子どもを守ってくれることがあなたの仕事。

ということを評価してくれています。

 

このゆとりがなかったら、息子2人育てられなかったです。

 

家事や育児はアンペイドワークといって、労働だけど賃金が発生しない。だからそもそもこれを仕事と認識しない人もいる。

私の最大の幸運は、パートナーがアンペイドワークを「労働」と評価してくれたこと、対価として「感謝」をくれること。

 

家族というよりクルー

息子たちは家族というよりこどもというより、クルーという認識が強いです。

同じ船でそれぞれの役割を果たすクルー。みんながみんなの仕事をこなさないと順調に航海しない。

だから、少年2人もそれぞれにアンペイドワークを果たしていますし、彼らの努力で船が進むことに私は感謝する。

 

それが、彼らにとって報酬であれば、なおいいと思います。